鹿島鉄道)レール守れとパトロール

読売新聞・記事

3月末に全線で営業を終えた茨城県の私鉄「鹿島鉄道」(石岡―鉾田駅間27・2キロ、本社・土浦市)が、廃線になった鉄製レールを、多発する金属盗から守るためパトロールを続けている。
営業不振から廃線を決めた同社にとって、高値で換金できるレールは貴重な財産。監視要員による昼夜の見回りを、当面は続けるという。

1924年に営業開始した同線は、通勤通学の足などとして親しまれたが、利用者の減少などから廃線となった。レールは4月から、重機を使って撤去に取りかかっている。ただ、全線のレールを撤去するには3年ほどかかる見通しという。

茨城県内では、沿線地域を含めて金属盗が多発。県警が把握するだけで、被害は主に火の見やぐらの半鐘が12市で計38個(410万円相当)、道路の側溝ふたが18市6町で計1027枚(840万円相当)に上る。さらに、同鉄道沿線では水田脇の蛇口や電線も盗まれている。
最終更新:4月14日14時43分

貴重な資源かつ財産ですからね、剥がされたレールも。趣味的な話で恐縮ですが、保存や個人への売却が決まっているもの以外の施設や車両たちの行く末が気になります。