景観権

景観利益は法の保護対象・国立マンション訴訟で最高裁(日経)
かつて私の通っていた学校もこの訴訟に関係があったと聞いていますが、この国立という街は国立駅の南口から延びる大学通りを中心に学芸地区が設定されたり、都市のトータルな環境や景観にかなり気を使っている街であります。残念ながら、今回の訴訟では原告側の主張は退けられたわけですが、この裁判がきっかけで「景観権」なる概念が出来てみたり、「景観法」*1が制定されたりと決してその意義は少なくないものであったと思います。
しかし、今度は国立駅の伝統ある駅舎が、JR側の計画では高層の商業ビルにするべく取り壊し・建て直しとなるようです。色々地元では反対の声が上がって、自治体をも巻き込んでの話になっているとか。商業施設も経済効果ももちろん大事なものでありますが、あの駅舎のある風景にはそれだけでは割り切れないものもあるような気がします。*2
週末は遠征をする前に、国立の駅と桜並木に再会してきます。

※4/1国立駅の画像追加。バックに高層マンションが建てられた関係で、すでに風景としては台無し状態です。

*1:http://www.ron.gr.jp/law/law/keikanho.htm

*2:や、それだけ言っていたのでは、コネズミさんの「日本橋」の話と一緒ですか(苦笑)