銚電「車両オーナー」募集(yomiuri online 千葉地方版)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20090703-OYT8T01145.htm

 銚子市の観光鉄道「銚子電鉄*1は、老朽化した車両の更新費用を確保するため、車両支援オーナー制度や車両に愛称をつける命名権の導入を決めた。今月中旬から申し込みを受け付ける。
 同社によると、車両6両のうち、4両は1942、50年の製造で更新が必要となり、愛媛県松山市伊予鉄道で使用されていた車両4両を約1億円で購入することになった。
 車両支援オーナー制度は、車両費のうち、2000万円を債券化し、1口10万円で200口のオーナーを募集する。オーナーには、1口あたり1年間有効の全線乗車優待券を最高10年間分発行する。
 愛称命名権では、車両が2編成あるため、二つの愛称を募集し、売却する。金額は1編成あたり300万円。愛称は廃車になるまで使用される。市民、有識者などが審査し、決定する。車両に愛称プレートを付け、命名者にも贈られる。応募資格は個人、法人を問わない。(中略) 同社の2008年度末決算では、鉄道収入1億5000万円に対し、ぬれせんべい、たい焼きなどの副業収入が4億1000万円にに上った。
 ただ、安全設備対策工事費や鉄道部門の赤字損失があり、純利益は9万9000円にとどまり、厳しい経営が続いている。(後略) ※引用ここまで

この元記事の画像を見ると、置き換え対象になるのはデハ801及び同年代の車両のようです。(一方で伊予鉄道から購入する車両にも興味はわきますが。)
千葉県の都市圏部を離れた私鉄では、いすみ鉄道銚子電鉄はかなり経営的に苦しいと聞きます。今回のこの方策がどのくらいの効果があるかはわかりませんが、「ぬれ煎餅」に続く有効打となるように願っています。

*1:注・正式名称は「銚子電気鉄道