新型インフル】60代以上に免疫? 病原性は「通常」並み(MSN産経)

http://sankei.jp.msn.com/life/body/090507/bdy0905070831004-n1.htm

 “アラカン”世代は免疫がある? 世界保健機関(WHO)の新型インフルエンザに関する委員会メンバーの田代真人国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長は6日、60代以上の重症患者がほとんどいない点をあげ、この世代が何らかの免疫を持っている可能性も考えられると指摘した。
 世界中で感染者が確認されている新型インフルエンザ。不明な部分が多いウイルスだが、新たな“謎”が分かった。
 WHOの新型インフルエンザに関する委員会メンバーの田代真人国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長は、同研究所の記者会見にテレビ中継で参加。通常のインフルエンザでは高齢者が重症化しやすく肺炎も多いが、新型では「不思議なことに60代以上で重症化した人がほとんどいない」と指摘した。
 いわゆる“アラカン世代”(アラウンド還暦=60歳前後)が、新型インフルエンザに強いのだ。田代氏は、感染国の高齢者が何らかの免疫を持っている可能性もあるとしたが、「現時点で理由は説明できない」としている。
 また、新型インフルエンザの病原性について「通常のインフルエンザと同程度」との見解を示した。
 メキシコの状況については、当初は肺炎で死亡した若者が多く、致死率は高いとの報告があったが、感染確認は少なかったとして「実際の致死率は低いと考えられる。患者数は今報告されている数百人ではなく、数万人ではないか。症状が軽く医療機関に受診しない患者がたくさんいると推定される」とした。
 病原性について田代氏は従来「弱毒性」との見方を示しているが、今回はより具体的な見解を明らかにした。しかし感染力の強さから流行は急速に広がる恐れがあるとして「拡大を抑え健康被害を減らす努力は絶対必要だ」と強調した。

弱毒性だけれど、感染力は強いと。
これが更にまた感染力が強いままに変性する可能性もあるのだから、油断は禁物と考えた方がいいとは思う。
今のところはまだぎりぎりセーフだけれど、これで安心して「狼少年」状態にならないといいけれど。(この厳戒態勢もまさか冬に来る本番に備えた予行演習というわけでも無いだろうし。)

拾いものなれど参考までに→http://lohasmedical.jp/news/2009/05/01183722.php