DVD鑑賞ですが

チーム・バチスタの栄光 [DVD]

チーム・バチスタの栄光 [DVD]

なんだか田口先生のキャラの設定を一つ入れ替えたら、阿部ちゃんの白鳥キャラの設定まで妙に変わって、結構緊張していた筈のストーリーの中身が崩れたような感触が。あと記者会見のシーンと、桐生と田口のお別れシーンが残念。と云うか、最初に竹内結子のキャストありきでこの作品を考えたのなら、原作にあるいい感じに構築された人間関係が皆崩れてしまう事を製作サイドは理解していたのかなと。
某所で言うところでは「小説ならそれこそ1秒の間に考えたことを何十ページも使って説明できるからな。 そこを理解せずに、見た目だけ原作をなぞった映画は酷評され、 削るべきは削り、押さえるところは押さえて違和感のない流れを作り出せた映画は評価される。」とも。(別の作品への批評ですが、これにも当てはまるかなと。)
 蛇足で言うと、國村隼の院長先生に「私のお願いを聞いていただけないんですか?」と云う、俳優・役設定共通ともいえるキャラクターの、原作にあるねっとりした台詞を言わせて欲しかったのに(苦笑
「ジェネラル・ルージュ」ではどう変わっているかは興味あり。