古都と工都の縁結び 阪神電鉄・尼崎駅

http://www.asahi.com/kansai/travel/ensen/OSK200810110035.html

阪神なんば線の西九条―九条間にある安治川橋梁(きょうりょう)は、台船を使ったユニークな工法で設置された。河口に近いため、潮の満ち引きで川の水面が上下するのを利用した。
 まず、現場近くに浮かぶ台船の上で橋梁を組み立ててしまう。満潮時に現場へ運び、徐々に潮が引いて所定の高さまで下がってくるのを待ってから据え付け作業。さらに水位が下がると、台船が現場を離れていくという工程だ。
 橋梁の長さは89メートル、総重量は530トンもあるが、主に水上で作業し、場所が狭くて済むため、建物が密集して空き地の少ない都心での工事に向いているという。
 地下に新設される「ドーム前駅」のホームは、近くを走る大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線とぶつからないように地下約30メートルで工事中だ。地下鉄が何本も交差する東京を除けば、かなりの深さという。 (asahi.com 2008年10月11日)

本体の記事には「台船に載せられて移動する安治川橋梁」と云う画像が付いているのですが、なかなかにユニークな工事方法を使っているようで。