堺市・LRT事業 年内に住民らと協議会設置へ

http://www.sankei-kansai.com/2008/09/23/20080923-002489.html(産経・関西)

 堺市は、平成23年3月までの開業を目指しているLRT(新型路面電車)事業について、年内に住民代表らとつくる協議会を設け、事業の基本計画を策定する。協議会設置は国の法律に基づくもので、LRTで結成されるのは富山市に次ぎ全国2カ所目。
 堺市鉄軌道推進室によると、協議会は近く開催する住民説明会を経て設置。国の「地域公共交通活性化と再生に関する法律」に基づき、市、国土交通省、府警、有識者、地元住民代表らで組織して、軌道や車道の位置などを盛り込む基本計画を策定する。
 現在、市は基本計画骨子案を公表している。協議会は、LRTと周辺の電車、バスなど他交通機関と結びつきを深める地域公共交通総合連携計画も策定する。
 LRT事業の基本計画骨子案を4月に発表した市は現在、沿線地元説明会を実施している。一部住民への説明にとどまっており、早い時期に市は熊野、市、三宝各校区の全体に拡大して、地元の合意形成を図る。協議会設置後は基本計画から実施計画を作り、都市計画決定などを経て来年度中の着工を目指す。
 堺市のLRTは、堺東〜堺浜間の6・9キロで、市は堺駅から西側のリーガロイヤルホテル堺前まを単線化する。同ホテル前からシャープの大型液晶パネル工場が建設中の堺浜までは高架を中心に複線化を進める計画にしている。(2008年9月23日 09:07)

阪堺線を巻き込んでどう変わるのかが見ものです。