東京メトロ副都心線、開業1か月で苦情・要望2500件に

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080714-OYT1T00102.htm

東京メトロ副都心線和光市―渋谷)が開業して、14日で1か月。1日平均の乗客数は池袋―渋谷間で予想の15万人を上回る17万4000人と好調な一方、ダイヤの乱れが続き、乗客の苦情や要望は2500件に上っている。
 副都心線は、小竹向原駅練馬区)で西武線有楽町線に乗り換えることができる反面、同駅の乗り入れ構造が複雑でダイヤが乱れやすく、開業当初は停電などのトラブルも加わり、通勤時間帯に20〜30分の遅れが頻発した。

 東京メトロは、他路線で経験を積んだ運転士を投入したが、それでも「急行」「通勤急行」といった表示変更などの機器操作に手間取ったため、運転士を車庫に集めて操作を特訓。「行き先表示がわかりにくい」という苦情に応え、小竹向原駅の上り線ホームに電光表示板を2台増設した。
 6月下旬以降、遅れは通勤時間帯で3分前後に収まってきたが、今月11日夜には運行制御システムがダウンし、全線が約1時間ストップした。同社は「さらに案内表示や信号システムも改良し、定時運行に努めたい」としている。

 利用面では、商業施設が集まる新宿や渋谷などを結ぶため、東京メトロでは初めて、土日の乗客が平日より多い路線となった。一方、池袋―渋谷間で競合するJRは、乗客減を1日平均9万人と予想していたが、6月は6万8000人にとどまっている。
 また、埼玉方面と新宿・渋谷を直接結ぶため、池袋では乗客の素通りが心配されたが、池袋駅西口の東武百貨店は「まだ1か月で影響ははっきりしないが、夕方の食品売り場は開通前よりにぎわっている」と話している。
(2008年7月14日11時05分 読売新聞)

私自身は夜勤ですから、通常のラッシュとか逆方向に動くので、あまり大きな影響は感じていないのですが、副都心開業直後は有楽町線内でも「あとの電車が遅れておりますので、時間調整をいたします」と云うアナウンスを何回聞いたことか。。。退避設備が少ないけれど優等列車の設定・ホームドアの作動の遅さ・小竹向原駅の配線の複雑*1さ・西武/東武/メトロの列車運転間隔の違いetcいろいろ要素はあるわけですが、そろそろ落ち着いてきていい頃ではないかと思うのですけれども。

*1:西武線有楽町線東武線・和光市方面→旧・新線池袋副都心線の運行系統ならば、小竹向原の池袋よりでのクロッシングを考慮しなくて済むらしいですが、「渋谷」行と云うおいしい系統はどちらも欲しいわけで。