ICカード

伊予鉄道ICい〜カード

ITmedia ビジネスモバイル記事
松山/伊予鉄道沿線の一地方が1枚のカードで乗り降り出来れば、かなりシームレス化は進んだということに。
東京を例にとって見れば、これまではJR系(Suica&イオカード)・私鉄系(パスネットパスモ)・バス系(共通バスカード)と分かれていた訳で、この3月からやっと統一規格化されて相互に使えるようになる。ICい〜カードの場合は、バス・鉄道・路面電車を同一事業者が運営していての成り立ち(=地域独占)だから、ほとんど壁はなかったが、東京/関東の場合は各事業者毎に入り乱れて、規格を決めていたのが今回みんなでなんとか同じ土俵に載ったところと云う感じだろうか。これから各事業者/カードのブランド毎にそれぞれのメリットを強調して、他の事業者利用分運賃の自社ブランドカード取り込み→さらにはクレジットカードへの転化を一層強く図っていくことになるのだろう。意外と他社にそういったシェアや収入を吸い上げられてしまう事業者なんてのも、そのうちに出てくるんだろうか?

小田急)新型通勤車4000形

編集長敬白
これからE233系ベースの車、各事業者に増えていくのでしょうか?

JR北海道DMV

DMV特集ページ
この試験運行がうまく行くと、輸送単位の小さいローカル線の末端区間とか、DMVによる列車代行が頻繁に見られるようになるかもしれませんね。
自分的には先日富士市で行われたような、DMVの市内乗り入れが実現してほしいものですが、①道路渋滞(あるいは交通事故などのトラブル)の列車運行への影響とか、②マイクロバスクラスの1両での輸送単位の小ささとかまだまだ解決しないといけない問題は多い気がします。
今回の北海道での試験運行は観光路線的要素もあるところで行われますが、ぜひ別の事業者でも都市部乗り入れの絡む試験運行が継続的に行われて、そういった問題の解決を含んだ実例の構築/問題解決の蓄積が行われるように願いたいと思います。
ローカル線区から幹線への接続駅に着いても、そこが(行政や買い物の)街の中心と云うことは、鉄道建設時の経緯から必ずしも該当しない場合も多く、またいわゆる駅前商店街やデパートが郊外の幹線道路沿いに出店する大型複合店舗に負けて撤退を続けている現実を見ると、ローカル線内でマメにお客を拾って、そのまま乗り換え無し(階段登ったり降りたりがなく、なおかつ改札の出入りなし、運賃通算割引設定)に「中心地」へ乗り入れできる試みがこれから増えて欲しいと期待します。
いわゆる今まで、自分達が「鉄道」と思っていた形とはかけ離れてしまうのかもしれないけれど、今までのインフラを生かせて、なおかつあまり新しい施設の増設無しに試すことのできる試みとして注目したいと思ってます。(最小限、バスロケーションシステムやバスレーンや優先信号のような、定時運行を保つためのものは道路上/車両内に設置することで、行政・道路管理者と運行事業者の協力が必要かもしれません。)