こっちは赤字せんべいですか。。。

三陸鉄道)「赤字せんべい」快走中 乗客増願い駅売り

河北新報記事(ヤフー配信)

岩手県沿岸を走る第三セクター三陸鉄道の経営難をそのまま名前にしたせんべいが大人気だ。「三鉄赤字せんべい」。ネーミングが受けて売り切れが続く。製造販売する地元の菓子店は次の商品も準備中で、三鉄は「ご支援を乗客増につなげたい」と波及効果に期待している。
話題のせんべいは、三陸鉄道に接続するJR山田線沿線の「菓子工房三石」(山田町)が昨年12月下旬に売り出した。
1袋300円。宮古駅と三鉄車内で売り始めたところ話題になり、出荷後すぐに完売する状況が続く。現在は週400個の出荷。三鉄は今月中旬から、久慈、釜石、盛(大船渡市)の3駅でも扱うようにした。
菓子工房三石の店主三石勝信さん(49)は「赤字でもいい。頑張ってほしい」と激励の意味を込めてせんべいを考案した。三鉄は利用者減が続いて経営状態が悪化し、2005年度は約1億2000万円の赤字決算。「赤字をバリバリ食べて」という願いも込めたという。

銚子電鉄ほど深刻な事態にはなっていないとはいえ、地方鉄道・特に国鉄・JRから転換した第三セクター鉄道は少数の例外を除くとどこも溜息をつきっぱなしの状態。どんな小さなことでも、話題として集客につながればいいのだけれど。
そんな地方路線にとって、話題が一時的なものに終らない施策が打ち出せるようになるのはまだ先の話だろうか。