ニュースネタを投下しておきます

阪神電鉄私鉄総連も「反村上氏」

阪神労組がストなら支援へ(朝日新聞)
これは先日、この日記へのコメント書きこみでも寄せられていた阪神電鉄労組の「反村上」姿勢情報に、上部団体の私鉄総連が支援の意思を示したもの。

私鉄総連阪神株問題への見解をまとめ、18日に上部団体の連合に文書で報告した。それによると「短期的な利益追求を目的とする組織が経営を直接支配すれば、安全輸送に影響しかねない。阪神労組などと力を合わせ、断固たる態度で臨む」としている。
阪神労組はすでに、村上ファンドが経営に参画して阪神保有不動産を切り売りしようとするならストも辞さない方針を表明。私鉄総連は「ストになれば、阪神の利用客にストへの理解を求める活動などを支えたい」としている。

急激で極端な規制緩和による会社の経営権奪取騒ぎへの関係団体のフォローも大変ですが、国土交通大臣の「交通相も、鉄道の安全輸送の観点から、鉄道会社の株式保有制限を導入すべきかどうか検討している」云々はちょっと遅すぎと云うか、もともと想定しておかなければいけなかったことでは? 放置しておけば将来的に完全民営化の「優等生」であるJR本州三社が海外投資ファンドから同じ目に遭う可能性も想定できるわけで。
ともかく阪神電鉄経営権問題は「公共性」故に安心していた他企業にも警鐘を鳴らしていることになり、あとに同様の問題が発生したときに禍根を残さないように上手く着地をしてくれることを願います。

JR東日本)事故時の改札、スイカで通過

朝日新聞記事

事故や故障などで電車が止まった場合、JR東日本のICカード乗車券「Suica(スイカ)」の乗客は、係員がいる窓口で払い戻しをしないと駅の外に出られなかったが、

結構今までの「きっぷ」時代の感覚でいたし、私自身はほとんど定期区間での乗車のみなので、この事は正直今まであまり意識していませんでしたが、乗車駅の改札を通った時点で初乗り運賃を差し引く、今までのSuicaやパスネットいづれも関東圏以北)では確かに払い戻しをしておかないと、その駅の自動改札を出られないことになってしまうことに。(そういえば、いままでSuicaで乗って、途中駅の事故発生で他の私鉄へ振替輸送を受けるときはどういう扱いをしていたのだろう? いづれにしても、現状では振替先の各私鉄ではSuicaの中味を確認できないはずだから、そのまま乗せることは出来ないしJR側で何らかのカード処理・正規運賃収受をしてから、振替先に行ってもらうしかなかったはず。)

JR東日本は、私鉄・地下鉄のICカードと相互利用を始める来年3月から、乗車駅ではスイカに入場時刻などのデータだけを記録し、運賃は降車駅で一括して引き落とす仕組みに改める。 同社はこれに併せ、運転中止時は改札機にスイカをタッチすれば乗車データが消去されて改札外に出られるよう、システムを改修することを決めた。これで窓口に並ぶ必要がなくなる。

考え方は関西圏のスルッとKANSAIやPiTaPaの方に近くなって、こちらでもカードへのチャージ残額が初乗りに足らなくても、あとのチャージ・精算を前提として自動改札を入れるようになるわけでしょうか? それともそこら辺は撥ねられるのでしょうか? 結構疑問です。