新交通システムですら廃止されるご時世ですし

愛知県と小牧市、桃花台線9月廃止発表(中日)

前にも書いたとは思いますが、いよいよ廃止が本決まりになったということで、ニュータウンへの住居民誘致の手段(謳い文句)として開業した新交通システムも赤字垂れ流し状態には勝てなかったということのようです。それを当てにして入居した人は代替バス頼みになるのか、自家用車に流れるのか。
開業十六年で、当初見込みの1/4の入居者で出資者である県と小牧市の財政を圧迫するとなると、きついものがあるのでしょうが、鉄道系の施設は軌道施設維持や車両メンテナンスにある程度以上は固定で色々抱えておかないといけないし、道路にバス停を立てておくだけとは訳が違うので、需要予測はかなりシビアなものが求められる。従来型の鉄道タイプなら、まだ他線区との共通運用や都心乗り入れ効果(他にも、廃止時の他鉄道への転用や、初期投入車両の寿命が来た時に他からの中古車両の買い入れなんて事も出来る)があったりするところはあるけれど、他から独立している新交通システムではそうは行かないのが現状。流行りものに乗るのはいいけれど、後々の事も考えておかないと。