高速バスネット

高速バスネット
前にも取り上げたJRバス系の座席予約システム。今朝、東京駅八重洲南口のJRバス乗り場へ行ったら、このネット対応の端末の券売機が設置されていました。
対応路線であれば、全国各地からのものが予約できて、余席があればこの券売機からも指定が取れる模様。従来の「発車オーライネット」やJR本体の「マルス」との座席数割り当ての調整がどうなっているのかは分かりませんが、システムが発展することを願いたいと思います。
(夜行列車との競争関係にあるバスの発展を願うのは、多少複雑な気分ではありますが、利用しやすいものが売れるのは当然の理であるとも思いますので。JR自体の夜行列車は各社のそれぞれ持つ制約や思惑に引っかかってしまって、「カシオペア」や「トワイライトエクスプレス」といった列車それ自体が販売商品になるものを除けば、発展の余地はすでに失われている状態なのでしょう。(別に「ながら」「はまなす」のように、それなり以上に需要数が多い区間を走るものは、新幹線や特急に対するニッチ商品として、これからも生き残っていくとは思います。)今回廃止になる「出雲」にしても、東京駅の通勤利用時間帯に引っかかる些細な遅れでも、すぐに途中駅打ち切りになる状態ですし。それ自身の商品価値が高いものならば、そんなことにはせずに、最初からあらかじめ多少の遅れがあっても、最後まで運行できるルートやターミナルを別に設定しているはず。また自社内完結商品ならば、583系などの再利用ともいえる車両を使う「ムーンライト」シリーズのようにもっと設定や料金の自由度が保持できる可能性はあったのかもしれません。)