オールナイト鑑賞
●「インファナル・アフェア」(無間道) http://www.infernal.jp/
●「インファナル・アフェアⅡ 無間序曲」
●「インファナル・アフェアⅢ 終極無間」
「イッキミ スペシャル」ヴァージンTOHOシネマズ 六本木ヒルズ
2400上映開始〜0605上映終了
自宅から多摩川線・東横線・日比谷線経由で六本木。途中から土砂降りの雨になり、六本木ヒルズ内は地下鉄からのエントランスを上がると、屋根が切れまくっている事もあり、傘をさしてもびしょ濡れ。なにせ、ヴァージンTOHOシネマズにはいる階段自体、露天だし(笑)今日はぬれ放題。
到着から開場まで30分近くあったので、シアター内のグッズショップで時間つぶし、普段はフライヤーやチラシで我慢しているのに、つい「インファナル・アフェア」のパンフを買ってしまった。アイスコーヒーとチョコのお菓子を売店で買って持ち込み、これくらい長丁場の上映だと、夜食と朝飯の販売も欲しいな。(まあ、食べ物の匂いが客席に充満するのは論外なので、却下なのは分かっていますが。でも、どうして映画のときは必ずポップコーンかホットドッグなのかしら?)
上映は物語の時間の流れに従って、Ⅱ⇒Ⅰ⇒Ⅲの順。物語は連作で香港を舞台に「警察に潜入したマフィア(アンディー・ラウ)と、マフィアに潜入した捜査官(トニー・レオン)の、もがいても抜け出せない闇にいるもの同士の、狩るか狩られるかの対峙」を描いており、ストーリーには緊張感漂う。香港返還と時間の設定が重なっているⅡが一番、フィルム・ノワールっぽくて面白い。マフィアの2代目が父親の敵を誓って、杯を挙げるシーンは絵になるし、全体のテンポも良い。Ⅰを劇場で見たときは、断然コレと思ったけれど、それぞれの登場人物の葛藤を深く書き込んでいる分、やはりⅡの方がお薦め。対してⅢはⅠとⅡの謎解きと云うことでのストーリー展開だけれど、生き残った潜入マフィアのフラッシュバック的回想シーンが多用され、かなり判り辛い展開ではある。Ⅱでは主役2人の若かりし頃が描かれていて、この2人を演じたショーン・ユゥとエディソン・チャンがどうやら、このシリーズで渋い役回りを演じたアンソニー・ウォンとともに「頭文字D」に登場すると聞いた。(「インファナル・アフェア」3作とも、主役・脇ともに渋くて存在感のあるキャラクター満載)
今回上映した劇場は150人程度の定員だそうだが、地の利のせいか悪天候にもかかわらず満員だったのがちょっと嬉しい。小雨の中、帰宅。*1