茨城・鹿島鉄道、支援打ち切りへ…存続きわめて困難に

読売新聞記事
いよいよ、来るものが来てしまったと言う感じでしょうか。(後日またこの件については触れます。)

経営難の鹿島鉄道が来年4月1日での廃止届を出している問題で、茨城県と石岡、鉾田など沿線4市でつくる鹿島鉄道対策協議会は6日、財政支援は今年度いっぱいで打ち切り、来年度以降の支援継続を断念する方針を固めた。複数の協議会関係者が読売新聞の取材に答えた。経営改善のめどが立たないためで、今月中旬に開く会合で、協議会として打ち切りを正式決定する見込み。鉄路存続は極めて難しい情勢となった。
 県と4市は鹿島鉄道の経営支援のため、2002年度から今年度までの5年間で計2億円を支出した。それでも鹿島鉄道の経営悪化は進み、路線存続には来年度からの5年間で、最低でも6億5000万円の財政支援が必要と試算されている。
 県や4市はこれまで、廃止届撤回を目指し、協議会の場で局面打開への話し合いを続けてきた。だが、鹿島鉄道が廃止届を出す原因となった乗客減を上向かせるめどは立たなかった。経営改善が期待できないまま支援額を拡大させることに、県や各市の間には「少数の利用者のためだけに、億単位の税金をつぎ込むのは他の住民の理解を得られない」「議会も説得できない。廃線もやむなし」との否定的な声が広がっていった。