JR京葉線:停電で乗客1時間車内閉じ込め 徒歩で避難(毎日jp

http://mainichi.jp/select/today/news/20090730k0000e040093000c.html

 30日午後1時50分ごろ、東京都江東区塩浜2のJR東日本越中島変電所で配線の一部が焼ける火災があった。この影響で、JR京葉線で停電が発生し、全線で運転を見合わせている。再開の見通しは午後6時現在立っておらず、同社は復旧を急いでいる。
 JR東日本などによると、焼けたのは同変電所のブレーカー内にある配線の一部で、東京−葛西臨海公園間の架線に送電できなくなったという。
 停電により、新木場−葛西臨海公園間の荒川鉄橋付近で、東京発蘇我行き普通電車(10両編成)が停車し、乗客約500人が約1時間、車内に閉じ込められた。停車位置が上り坂の途中だったため、電車を新木場駅方向に約1.7キロの間、惰性で後退させた後、乗客を線路に降ろし、同駅まで約300メートル歩いて移動させた。当時の気温は約32度だったが、体調不良を訴える人はいなかった。
 事故により、午後5時現在で上下線64本の運行が乱れ、約3万7000人に影響が出ている。
 JRの変電所火災を巡っては、08年4月に国分寺変電所(東京都国分寺市)のブレーカーの漏電による火災で中央線が約7時間にわたって運休したほか、06年9月には鍛冶橋変電所(千代田区)のブレーカーに過剰に電流が流れて火災が発生し、京葉線が約8時間にわたって運転を見合わせた。

たまたま出勤途中に有楽町線新木場駅を通りかかると、もう9時近く、京葉線自体は一部電車を走らせていたが、駅の内外ではまだ混乱していた。
新木場から東西線へ抜ける都バスは振替輸送で、結構混んでおり、それと別にJRで手配した「代行輸送バス」が駅前で何台か待機。ここから出ている夜行高速バスや、通常系統の都バスに混じって、京成バスやJRバス関東*1辺りの車両が動いていた模様。
ちょうど行楽の時季でもあり、時間も昼からの不通だとディズニー関係はかなりの混乱が見られたことは想像に難くない。京葉線はまだ東西線総武線との並行路線でもあるから、路線間を結ぶ縦の動きを確保すれば多少は混乱の度合いを下げる事が出来なくはないだろうが、この時期に電気(つまりは冷房や空調)の切れた車中に閉じ込められたり、線路を歩かされるお客さんのことを考えると、今回の原因究明と対策はしっかりと願いたいと思う。

*1:「列車代行」の表示は初めてみました。